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独立・起業に関する情報を調べていると、「0円で起業できる」という情報を見ることがあります。起業したいけど資金はあまりない方には魅力ですが、本当にお金をかけずに起業ができるのでしょうか?低資金での起業の実態を解説してみたいと思います。
そもそも、起業は何にお金がかかるのでしょうか?資金が必要になる場面を大きく分けると、設備資金と運転資金の2つに分類できます。
事業を始めたり、維持・拡大するための、設備投資にかかる一時的な費用のこと。起業する場合は、店舗内装や営業者、パソコン、 iPadやスマホ、不動産の初期費用、机やOA機器にかかる費用などが挙げられます。
事業を運営していく上で、継続的にかかる費用のこと。光熱費や家賃、広告宣伝費、外注費用、給料、商品の仕入れ費用などが挙げられます。
この設備資金と運転資金を調達するためには、お金に関する知識がある程度は必要です。少なくとも抑えておきたいのは、以下の3つのポイントです。
初期費用が必要なら、その資金を集める方法をチェックしましょう。自分で払えればベストですが、それが難しければ銀行でお金を借りたり、人や会社から投資を受けたりする方法があります。
もしくは、国や自治体の助成金・補助金を利用する方法もあります。起業する分野に利用できる助成金・補助金があるか確認しておきましょう。
起業をすると、会社勤めの時とは比べ物にならないほど税金の種類が増えます。税の知識を持っておけば、手元の資金を使いすぎて税金が払えなくなってしまった、なんてことも避けられます。お金を自分でコントロールできるように、税の知識を学んでおきましょう。
また、自分で事業を起こすと、お金の出入りを管理・記録することになります。税金の申告や融資・投資の申し入れのためには、そういった記録が必ず必要になります。またお金が管理できない会社には、投資や融資をしたいとは誰も思いませんよね。
知っておきたいお金の知識をチェックしたところで、この最初の資金がなくても起業できる方法をご紹介しましょう。
事務所・店舗の内装・賃貸費用や、事務用品の費用を削減するために、自宅を仕事場として利用する方法があります。無店舗で経営できるビジネスなら、事務所・店舗の諸費用がかかりません。
起業する際には、法人として起業する場合と個人事業主で起業する場合があります。法人の場合、登記費用がかかったり、手続きや届け出、税金の管理が煩雑になります。また起業の際に司法書士や行政書士の手を借りるために、費用がかかることも。
個人事業主の場合は、開業届を出すだけなので、無料で始めることができます。事業が大きくなり、必要になってから法人化を考えても全く遅くはありません。
資金がそれほど潤沢ではない場合、初期の段階はFacebookやInstagram、Twitterで宣伝する方法もあります。広告が出せるに越したことはないのですが、費用がなければSNSを上手に使って資金を節約しましょう。
以上のように、起業にかかる費用は節約、あるいはゼロにできる部分があります。1円も使わずに…というわけにはいきませんが、個人事業主としてお金をかけずにスタートすることは可能です。
フランチャイズグループのサポートがあれば、ほぼ資金ゼロからのスタートも可能です。低資金で始められる起業の情報をチェックして、お金をかけずにビジネスを始めてみましょう!