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このページでは、どのような年齢の方が多く独立開業をしているかについて、わかりやすく説明しています。また、独立開業をする場合の、年代ごとのメリットや注意点についてもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
独立開業というと、IT技術などのイメージが強く、若い世代が多く挑戦しているような印象を持っている方も多いのではないでしょうか。しかし、実際には、新規の独立開業をおこなっているのは40代、次いで30代が中心のようです。
例えば、2019年では、40代が36パーセント、そして30代が33.4パーセントで、トータルでは全体のおよそ7割を占めています。した。2019年度の「新規開業実態調査」が発表しているデータです。また、同調査によると、独立開業時の平均年齢は、1990年代から上昇を続けているとのことです。
何といっても「若さ」が強みとなっている10代での独立開業。若さゆえ、柔軟な発想をすることができ、これまでにはない新しい発想をもってチャレンジできるのが、この年齢の特徴だといえるでしょう。とくに、結婚していない人が多いという背景もあり、時間の大部分を独立開業のためにあてられるのも、大きなメリットです。
たとえ事業が思うようにいかず、結局失敗に終わってしまうようなことがあっても、まだまだ若いため、やり直しがききやすい年齢だといえます。ただ、社会人としての経験があまり多いとはいえないため、例えば予期せぬトラブルに見舞われてしまった場合など、上手な対処ができないことなどもあるでしょう。
30代まで会社勤めなどの社会人経験を積んできた人であれば、一定の社会人経験が、独立開業の際の大きな強みになるといえるでしょう。業界経験や会社員時代などに身に付けたスキルなどを発揮することができます。ただ、結婚・出産などといったライフイベントが多い年代でもあります。家庭との折り合いをつけながら、取り組んでいく必要があります。
スキルや知識のほか、築いてきた人脈などもフル活用してビジネスを軌道にのせる方法などが可能になる年齢です。ただ、会社員と比較すると、社会的信用がさがってしまうことは避けられません。ですから、会社員である間に、住宅ローンなどの手続きはあらかじめ済ませておくことが望ましいでしょう。
また、50代になるころには、親の介護をする必要などが生じるケースも少なくないため、自分が自由に使える時間について考えておくことも大切です。