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個人事業を始める際、大事なのはどこから仕入れを行うか、です。仕入先は、事業の成功にも大きな影響をもたらします。ここでは個人事業の仕入先の種類と選定する際の注意点を紹介します。
メーカーとは、ものを作る業者のことです。ゼロから製品づくりを行い、その製品を提供しています。製品づくりを行うメーカーからの直接仕入れができれば、仕入れにかかるコストを抑えられるでしょう。
卸売業者は、メーカーから製品を仕入れて、注文を受けた店舗に対して売る仲介業者のような存在です。小ロット・多品種を仕入れたいときにおすすめです。
製品そのものを仕入れる場合はもちろんですが、生産されていないものを依頼する仕入れであっても、見積もりとともにサンプルを提供してもらい、品質が希望する水準を満たしているかどうかを確認しましょう。
ものによりますが、質感や色、香りなど…感覚的な判断も合わせて行うことが大切です。また耐久性の確認が必要な製品や部材の場合は、自社で品質判断基準を設けておき、その基準に当てはめて判断します。
個人事業において、製品をより早くお客様に提供できるかどうかはとても大事です。仕入れをする際、発注から納品までどれぐらいの納期がかかるのかを確認しましょう。
発注から納品までは、なるべく短いほうが余計なコストがかからずに済みます。
どれだけ品質が良かったとしても、価格的にオーバーしているようであれば考えなおさなくてはいけません。個人事業は、ボランティアではなくビジネスです。品質に妥協はせず、金銭面において仕入れコストができる限り抑えられるように、業者の提示する価格を相見積もりで比較してみましょう。
その際気をつけなくてはいけないのが、提示金額のみではなく備考欄や取引条件などもチェックすることです。価格が変動する可能性や割引条件などが定められていないか、確認してください。
個人事業が軌道にのり、お客様からの注文や依頼が増加した場合でも、安定して製品を納品し続けてくれるかどうかも大きなポイントです。せっかく注文や依頼を受けたのに、部品が足りない、製品そのものの入荷の目途が立っていない…となると、お客様に注文・依頼のキャンセルをしなくてはいけない、なんてこともあり得ます。そうなるとお客様からの評価が落ち、業績にも悪影響を及ぼします。
現段階ではもちろんのこと、依頼・注文数が変化しても問題なく供給してもらえるかどうかも確認しましょう。
個人事業を始めるにあたり、どこから製品を仕入れるかはとても重要なポイントです。仕入れ先を開拓するのは大変な業務ですが、長い付き合いができる業者を見つけておきましょう。
以下の記事では、個人事業で成功するポイントを解説しています。これから個人事業を始めたいと考えている方は、こちらも参考にしてください。
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