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低資金での開業はリスクを抑えることにつながりますが、そのほかにも助成金や補助金を利用して開業資金に充てる、という方法もあります。独立開業するならチェックしておきたい、補助金・助成金制度についてまとめてみました。
助成金・補助金は、企業や個人事業主の事業をサポートするために、国や自治体から資金がもらえる制度。融資とは違って、返済義務がありません。借金ではなく、お金をもらってそのまま事業資金に利用できるので、起業時や直後の負担を軽減することができます。
特に中小企業や個人事業主は資金繰りが苦しくなることがありますが、助成金・補助金によってそれを乗り越えやすくなります。
助成金・補助金は、返済義務がなく支給されるお金です。では助成金と補助金は何が違うのでしょうか?
助成金は厚生労働省の管轄で、財源は雇用保険料。補助金は経済産業省の管轄で、財源は地方交付税という違いがあります。
助成金は、雇用など「人」に関するサポート。比較的受給しやすいものとなっています。一方で補助金は事業そのもののサポートが目的なので、事業計画書を提出して、適格と判断されないと支給されないというものです。
種類は違いますが、いずれも起業には欠かせないサポート制度。必ずチェックしておきましょう。
では、具体的にどんな助成金をチェックしておけばよいでしょうか?
非正規雇用の労働者のキャリアアップを目指す事業主に対して支給されるものです。正社員化・処遇改善のために利用されます。
これには以下の7つのコースが設定されています。
バイトやパートを雇って起業する場合に利用したい制度のひとつです。
雇用の少ない地域で、主にその地域の居住者をハローワーク経由で雇用する場合に利用できる助成金です。いろいろと条件があり、計画書・申請書も必要になりますが、起業する地域によってはぜひ利用したい制度です。
助成金や補助金は、どんな職種や地域でも利用できるものではありません。しかし、利用できる条件が揃っていたら、起業の負担軽減のために必ず利用したいものです。職種によっては設備投資などに補助金が利用できるケースもあるので、ぜひ起業する地域の自治体の助成金・補助金制度をチェックしておきましょう。
自己資金0円!低資金で開業できるおすすめ3選
早期に黒字化を目指すなら損益分岐点は、絶対に早い方がいいに決まっています。開業資金を可能かぎり少なくしてリスクを減らし、損益分岐点を前倒しできるおすすめの独立開業情報を紹介します。
ここでは、2023年11月時点で、独立開業・フランチャイズを扱うポータルサイト「アントレ」に掲載されている情報から、「フランチャイズ」「業務委託」「最低自己資金~100万円以下」で絞り込んだ結果から、「最低自己資金0円」の情報を抽出し、「実際の開業例」が掲載されており、やったらやった分だけ収入が増える「フルコミッション制」を採用していた3つの独立開業情報をピックアップ。ご自身が目指す働き方に合った情報をぜひ見つけてみてください。
窓ガラスフィルム施工
ECOP
こんな人に向いています
高利益率で効率よく稼ぎたい
画像引用元:アントレ https://entrenet.jp/dplan/0001951/
おすすめの理由
収益実績(年間) |
1,200万円(開業5年目/オーナー1名) 2,000万円(開業3年目/オーナー1名) 700万円(開業1年目/オーナー1名) |
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報酬体系 |
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※収益実績:施工単価(1㎡)1~2万円、施工スピード(ワンルームマンション)2~3時間
店舗用不動産の仲介業務
ACRE
こんな人に向いています
営業力を活かし高収入を得たい
画像引用元:アントレ https://entrenet.jp/dplan/0002210/
おすすめの理由
収益実績(年間) |
4,000万円(開業4年目/オーナー1名) 3,900万円(開業7年目/オーナー1名) 820万円(開業1年目/オーナー1名) |
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報酬体系 |
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軽貨物のルート配送
ロジクエスト
こんな人に向いています
決まった業務で手堅く稼ぎたい
画像引用元:アントレ https://entrenet.jp/dplan/0002117/
おすすめの理由
収益実績(年間) | 526万円(開業2年目/オーナー1名) |
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報酬体系 |
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実際の開業例とは?:実際の開業例とは、既に独立しているオーナー or 直営店の、実際の収益実績や開業時の資金などの一例を指します。独立する業態、開業エリアや年数、従業員数によっても収益は変わってきます。あくまで参考値としてご覧ください。