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独立開業で失敗しやすい職種にはどんなものがあるのでしょうか。開業失敗のリスクや、失敗を避けるためのポイントをご紹介しましょう。
まずは、独立開業には2つのリスクがあることを知っておきましょう。
独立開業に失敗すれば、お金を失うことになります。借金をして開業した場合は、その返済に追われることになるので、大きなリスクになります。とはいえ、借金をせずに自己資金だけで開業していたり、低資金で開業した場合は、それほど大きなリスクではないとも言えます。
家族で開業してビジネスを営む場合、友人を誘って開業した場合などは、家族や友人に迷惑がかかるというリスクもあります。これがもとで家庭崩壊を起こしたり、友人を失う可能性さえあります。
逆に言えば、家族や友人を巻き込まない形で開業すれば、このリスクも回避できます。つまり、開業のリスクは上手に回避する方法がある、ということでもあります。
では、どんなビジネスがリスクが大きく、開業に失敗しやすいのでしょうか。失敗するビジネスには、こんな条件があります。
店舗の内装や賃貸初期費用、事務費用、OA機器費用など、最初に高額な費用が必要なビジネスは失敗しがち。最初の投資が多いぶん、資金がショートしやすくなります。
売っても売っても利益が少なく、ビジネスを続けられなくなるケースが多いことを頭に入れておきましょう。「利益率が少なくても、たくさん売れれば大丈夫!」という皮算用は、失敗しやすいのです。
開業してすぐは、物珍しさもあって売上が上がったり、知り合いがご祝儀代わりに商品を購入してくれたりします。しかし、リピーターがつきにくいビジネスだと、その後売上が続かず、失敗してしまうケースが多いようです。
独立開業で失敗しないためには、忙しくても続けられる仕事を選ぶこと、集客・営業スキルを身につけてから独立することが大切です。
独立開業してから軌道に乗るまでは、本当に忙しくなります。忙しくならないビジネスは起動に乗らないといっても過言ではありません。集客、営業、現場の業務、雑用…これらをこなしていて暇なはずがありません。
どんどん多忙になったとしても、やりがいを感じて苦にならずに続けられる仕事を選びましょう。イヤだけど稼げそうだから、という仕事はきっと続きません。
商材が魅力的だったり、競合のいないビジネスだったとしても、集客・営業ができなくては事業は成り立ちません。顧客とのつながりや、集客・営業のノウハウをある程度身につけてから独立するようにしましょう。顧客を集められなくては、どんなビジネスもうまくはいきません。
独立開業には、どうしてもリスクが伴います。しかし、リスクを抑えて起業することは可能です。準備をしっかりしておくこと、リスクを減らすことを心がけて独立開業ができれば、はじめは小さなビジネスでも軌道に乗せることができるはずです。万が一失敗しても、ダメージが小さいので改めて起業し直すこともできます。
独立開業を失敗に追い込む理由を知っておけば、リスクは避けられます!ローリスクな独立開業を心がけましょう。
自己資金0円!低資金で開業できるおすすめ3選
早期に黒字化を目指すなら損益分岐点は、絶対に早い方がいいに決まっています。開業資金を可能かぎり少なくしてリスクを減らし、損益分岐点を前倒しできるおすすめの独立開業情報を紹介します。
ここでは、2023年11月時点で、独立開業・フランチャイズを扱うポータルサイト「アントレ」に掲載されている情報から、「フランチャイズ」「業務委託」「最低自己資金~100万円以下」で絞り込んだ結果から、「最低自己資金0円」の情報を抽出し、「実際の開業例」が掲載されており、やったらやった分だけ収入が増える「フルコミッション制」を採用していた3つの独立開業情報をピックアップ。ご自身が目指す働き方に合った情報をぜひ見つけてみてください。
窓ガラスフィルム施工
ECOP
こんな人に向いています
高利益率で効率よく稼ぎたい
おすすめの理由
収益実績(年間) |
1,200万円(開業5年目/オーナー1名) 2,000万円(開業3年目/オーナー1名) 700万円(開業1年目/オーナー1名) |
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報酬体系 |
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店舗用不動産の仲介業務
ACRE
こんな人に向いています
営業力を活かし高収入を得たい
おすすめの理由
収益実績(年間) |
4,000万円(開業4年目/オーナー1名) 3,900万円(開業7年目/オーナー1名) 820万円(開業1年目/オーナー1名) |
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報酬体系 |
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軽貨物のルート配送
ロジクエスト
こんな人に向いています
決まった業務で手堅く稼ぎたい
おすすめの理由
収益実績(年間) | 526万円(開業2年目/オーナー1名) |
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報酬体系 |
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実際の開業例とは?:実際の開業例とは、既に独立しているオーナー or 直営店の、実際の収益実績や開業時の資金などの一例を指します。独立する業態、開業エリアや年数、従業員数によっても収益は変わってきます。あくまで参考値としてご覧ください。